調査の重要性と与信調査をしない場合のリスク

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与信金融

企業間取引のことをBtoB取引と呼びますが、BtoB取引の場合は商品の納入後に代金を受け取る掛け売りが中心です。商品を納入してから末締めや翌月末などに支払いが行われるので、高額な商品を仕入れる側にとって便利な支払い方法といえましょう。高額な商品以外にも大量発注を行い材料を仕入れる、この場合も掛け売りなら支払いが先になるので仕入れ金がその時点で不足していても問題にはなりません。ただ、この掛け売りは、相手企業の信用度合いでもある与信を把握せずに取引をしてしまうと、その企業が債務超過に陥っていると代金の回収ができないリスクが高まります。

代金の未回収リスクをゼロに導くためには、取引先企業の与信を調べることは欠かせません。与信調査をせずに取引を始めることで起こるリスクには何があるのか、これは新規で契約を交わす前には必ず知っておくべき事項です。主なリスクには売掛債権の回収ができない、キャッシュフローが悪化して業界内での印象が悪くなる、そして連鎖倒産を引き起こすなどの3つが挙げられます。そもそも与信は相手企業の信用度であり、調査を実施せず行えば、取引先の信用度合いの把握ができないわけですから、売掛債権の未回収リスクが高くなるわけです。

売掛金の入金がない場合でも、仕入先への支払いは発生することになるので今度は自社が不良債権を抱えることになり、仕入先への信用度を悪くするなど負のスパイラルに陥る可能性が高まります。

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